経営理念を持つのが先決
会社としての基本の考え、方針がはっきりしていれば、経営者なり管理監督者としても、それにもとづいた力強い指導ができるし、またそれぞれの人も、それに従って是非の判断ができるから、人も育ちやすい。(中略)だから経営者として人を得たいと思うならば、まずみずからがしっかりした経営理念、使命観をもつことが先決である。
『実践経営哲学』
共存共栄は存続の条件
関係先の犠牲においてみずからの発展をはかるようなことは許されないことであり、それは結局、自分をも損なうことになる。やはり、すべての関係先との共存共栄を考えていくことが大切で、それが企業自体を長きにわたって発展させる唯一の道であるといってもいい。
『実践経営哲学』
利益は社会からの報酬である
その事業を通じて社会に貢献するという使命と適正な利益というものは決して相反するものではなく、その使命を遂行し、社会に貢献した報酬として社会から与えられるのが適正利益だと考えられるのである。(中略)だから、利益なき経営はそれだけ社会に対する貢献が少なく、その本来の使命を果たし得ていないという見方もできるといえよう。
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