【産業天気図・非鉄金属】国際市況の好転で「晴れ」。リストラ策も効果発現

非鉄大手の主要製品である銅の国際市況が30%以上もの回復を見せており、円高によるマイナスをカバー。このため製錬事業は好調だ。銅箔や銅線、棒などの加工品も、主要需要先のエレクトロニクス・自動車関連向けに伸長、売り上げが急回復している。
 コスト面でも、ここ数年間の銅市況不振とIT不振を受けたリストラがようやく効果を表し始め、操業度も向上、というのが業界全体の状況。このため利益的にも急激に回復している。
 三菱マテリアルや三井金属など、多角化で製錬比率が低下したメーカー、金やニッケルといった希少金属を持つ住友金属鉱山、環境関連で先行する同和鉱業など、各社の収益は大幅増額。唯一赤字を抱えて苦しんでいた古河機械金属も、最大の赤字要因だった豪州製錬所の休止により、ようやく止血できた。国際市況の高止まりとIT需要を背景に、今期は好業績を見込んでいる。
【小長洋子記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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