睡眠の科学 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか 櫻井武著
ヒトは生涯の3分の1を眠って過ごす。なぜ眠る必要があるのか。このいまだ解明し切れていない問いに、睡眠研究の第一人者が迫る。
睡眠は「脳のメンテナンスのために必要」であることまではわかっている。睡眠にはノンレム睡眠(感覚系、運動系とも眠る)とレム睡眠(運動系のみ眠る)の2種類があり、眠る時間は歳を取るにしたがって減り、60代以降になるとノンレム睡眠はほとんど見られなくなるという。
脳内シナプスが「最適化」され、脳全体のシナプス強度が元に戻ることによって、精神の健康を保つことは、ノンレム睡眠時にしかできない。レム睡眠では大脳辺縁系が活性化され、記憶を重要性により整理すると仮説を立てる。
講談社ブルーバックス 945円
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