2015年もドル高円安、今は米国株投資の好機

マネックス証券 松本大CEOに聞く

米国株の堅調が続いている。NYダウは12月5日に1万7958ドルとなり過去最高値を更新。何度も調整を繰り返しながらも上昇を続ける米国株。これからの行方はどうなるのか。今の株高に死角はないのか。マネックス証券CEO松本大氏に話を聞いた。

株価は「レベル感」で見てはいけない

――NYダウは1万7596ドル(12月11日現在)と、過去最高値圏で推移しています。高値不安も出ており、株価下落のリスクが高まっているのではないでしょうか。

「株価を見る場合は、現時点をゼロベースにして今後の値動きを考えよ」とマネックス証券の松本大CEOはアドバイスする

株価はレベル感で見てはいけません。確かに10月16日に1万6177ドルまで下落した後、NYダウはひたすら上昇トレンドを辿り、最高値を更新してきました。

ただ、最高値を更新しているから、そろそろ高値警戒感から反落に転じるのではないか、という考え方は、投資には不要だと思います。

投資は過去ではなく、未来を見るためのものですから、現時点をゼロベースにして今後の値動きを考える必要があります。

つまり、「今まで株価が強く推移してきたから、そろそろ弱気に転じるのではないか」とは考えない方が良いと思うのです。

――そうだとすると、米国株は、これからさらに株価が上昇する根拠が必要です

今の米国株式市場には、好条件がそろっています。景気の強さはFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策を見れば一目瞭然でしょう。2年ほど前から出口戦略を取る可能性は示唆していましたが、時期は明確ではありませんでした。

しかし、今はすでに量的緩和を終了し、利上げのタイミングを図る時期にまで来ています。景気が強いからこそ、FRBは利上げを視野に入れ始めているのです。また雇用も、完全失業率の数字を見る限り、米国においては完全雇用に近く、むしろ、ヒートアップ気味です。

次ページ米国に不安要素はないのか?
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 就職四季報プラスワン
  • コロナウイルスの恐怖
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
船・港――海の経済学<br>ニッポンの生命線が危ない

環境規制の強化によって、日本の海運会社は大きな投資を迫られています。中韓に敗れた日本の造船業界はさらなる再編が不可避に。日本の港湾の競争力低下も止まりません。「海をめぐるグローバル競争」の最前線を掘り下げます。