2015年もドル高円安、今は米国株投資の好機 マネックス証券 松本大CEOに聞く

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もちろん、なかには損をしている銘柄もあると思いますが、ポートフォリオ全体で儲かっているならいったん、全銘柄を売却します。

そのうえで、投資した理由と、儲かった理由、損した理由をそれぞれ比べてみるのです。その分析が終わったら、また次の5銘柄に投資します。これを繰り返していくと、投資力が身につくはずです。

為替は今後もドル高円安が続く

――米国株に投資する場合、なんといってもドル円相場の推移が気になります。

為替にはフェアバリューがないので、今の水準がドルの高値かどうかは何とも言えません。ですが、今後、米国で利上げが行われる一方、日本はまだ金融緩和を継続せざるを得ませんから、ファンダメンタルズから見れば、2015年もまだドル高円安トレンドが続くと見ています。

――これから米国株投資を始めようとしている方にアドバイスを。

投資は最高の知的ゲームだと思います。もちろんリターンを得ることも大事ですが、最初は勉強のつもりで投資してみましょう。

特に個別銘柄に投資すると、個別企業の業績、ニュースなどにも敏感になりますから、投資だけでなく、ビジネスにも役立つと思います。

若いうちから米国株投資に慣れ親しんでおくことは、グローバルに活躍するビジネスパースンを目指すうえでの必須科目と考えても良いのではないでしょうか。

東洋経済新報社 出版局
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