2015年もドル高円安、今は米国株投資の好機 マネックス証券 松本大CEOに聞く

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この点は今後の行方を慎重に見て行く必要はあると思いますが、米国はご存じのように世界に冠たる石油消費国です。

その国にとって原油価格が下がるということは、むしろ個人の消費意欲を向上させる好材料とも受け止められます。その意味で今の原油安は、むしろ米国の景気、株価にとってはプラスだと見ています。

米国株初心者は、自分が知っている銘柄の少額投資から

――これから米国株投資を始めようと考えている人は、どういう点に留意して投資をするべきでしょうか。

米国株に対する豊富な知識と経験を持つ企業のCEOだからこそ、自信を持って勧められる

まずは少額資金で始めてみることでしょうね。自分が知っている会社をピックアップして、5~10銘柄程度でポートフォリオを組んでみましょう。

もしできるなら10銘柄くらいでポートフォリオを組みたいところです。ただ、5銘柄でもポートフォリオ全体のボラティリティを低下させることは可能です。

――買うタイミング、売るタイミングはどう考えれば良いのでしょう。

基本的に底と天井を的中させるのは無理なので、タイミングは図らなくても良いでしょう。買う時は、たとえば1週間で1銘柄ずつ買っていく。そうすれば、5銘柄に投資するなら5週間でポートフォリオが完成します。

買うタイミングをずらせば、全銘柄を天井で買うリスクを軽減できます。また売るタイミングですが、これもマーケットのタイミングを図るのではなく、たとえばポートフォリオ全体で30%程度のリターンが得られたら、その時点で全銘柄を売却します。

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