新発明!不快なエレベータが快適に <動画>ティッセンクルップが目指す革命

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この止まらずに動き続けるパタノスター式エレベータはベルリンの経済技術省などで現役のエレベータとして残されている。新たに認可はされないが、古いエレベータシステムは現存しているため、それをみて刺激を受けた、ということだ。

ティッセンクルップの新システムも、パタノスター式と同様に多くのキャビンが周回する仕組みだが、その速度はずっと速くて、しかも所定の階に近づくとブレーキがかかり停止することができる。

シーレンベック氏はこう続ける(1分01秒~)。「私たちが最初に取り組んでいるシステムのコンセプトでは、キャビンは8人乗りなので比較的小さく軽く作ることができます。そのためスピードは極めて速くできます。私たちの計算ではエレベータの扉の開閉に15秒から30秒あれば、8人の乗客が乗り降りできます」。

目指すは世界トップシェア

同社はフルサイズの初号機を2年以内に実現する計画だ。この革新的な技術により、エレベータ技術におけるトップ企業に躍り出ることを目指す。

ちなみにエレベータの世界シェア上位企業をみると4位以下に三菱電機、日立製作所、東芝エレベーター、フジテックなどの日本企業が並んでいる。当然、この新方式のエレベータが実用化されれば、日本企業も影響を受けるだろう。

提供:ロイター(ナレーションは英語です、音量にご注意ください)
東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

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