気になるカロリー、スマホで一発計測

<動画>分子レベルで成分を解析する技術

これはあなたの「第六感」になるかもしれない。イスラエル企業が物体を分子レベルでスキャンして分析できるモバイルセンサーを開発した。

あなたが買おうとしている製品の中の潜在的健康リスクや利点を直ちに特定できることを想像してみよう。あるデバイスを使えば可能かもしれない。このデバイスはScio(サイオ)と呼ばれ、どんな物でもスキャンして分子パーツに分割し、含まれる全ての成分を数秒でリストアップすることができる。

センサーで瞬時に分析

ナレーションは英語です(音量にご注意ください)

サイオはイスラエルに本社を置くテクノロジー企業、コンシューマー・フィジックスのCEO件共同創業者、ドロール・シャロン氏が発明したものだ。「第三世界の国に行き、旅行をする場合を想像してみましょう。あなたはそこで頭痛になりますが、アドビル(鎮痛剤)を持って来ていません。薬局に行って『アドビルをください』と言うと錠剤を出されますが、それが何であるか、パッケージに何が書かれているのかあなたにはさっぱり分かりません。こんな時直ちにセンサーで分析することができます。たとえばあなたが毎週農産物の市場に行くとしましょう。あなたはただ市場に行き、『この種類のチーズは非常に低脂肪です』と言われた時、すぐにその場で計測して、自分が買おうとしているものについて正確に知ることができます」

シャロン氏によると、このデバイスは光学スキャナーを使用して、光と物質の関係を利用することで物体の分子構造を記録する。 「サイオは分光学を用いています。これは、光と物質の相互作用の科学で、この相互作用が特定のフィンガープリントを作り出します。フィンガープリントは、分析のために当社のクラウドに送信されます」(シャロン氏)。

コンシューマー・フィジックス社のクラウドは分子物質の巨大なデータベースをホスティングしている。分析が済むと、結果がスマートフォンに送信される。食物や農業製品の他に、サイオは医薬品、石油・ガス、更には化粧品など様々な産業に応用できる可能性を持っている。

このクラウドベースのテクノロジーは2015年3月に発売する見通しで、1ユニット250ドルとなる予定。シャロン氏は、スマートフォンやウェアラブルデバイスに組み込めるよう、さらなるセンサーの小型化に取り組んでいるところだ。

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