古事記を読みなおす 三浦佑之著

古事記を読みなおす 三浦佑之著

日本最古の歴史書『古事記』は、『日本書紀』とともに「記紀」と称され、律令国家の由緒を描く--。こうした理解には根本的な誤りがあると、古代文学や伝承文学の専門家である著者は言う。古代律令国家が文字によって叙述、編纂した日本書紀に対して、古事記は「語り」の世界であり、国家が求めた歴史とは一線を画したところに、その本文は存在し続けたのではないかと指摘する。

古事記では重要な部分を担う「出雲神話」が日本書紀に存在しないのはなぜか。そこに二つの歴史書を理解するカギがあると、古事記成立に関する自論を展開する。同時に、音声にこだわって出雲神話を読み解きながら、伝承文学としての古事記の魅力を語る。

ちくま新書 924円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 草食投資隊をフォローせよ
  • 最新の週刊東洋経済
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
白川日銀前総裁インタビュー<br>中央銀行の役割とは

退任から5年半。総裁就任前を含め、日銀とともにあった足跡を記した著書『中央銀行』が出版された。なぜ今沈黙を破ったか、金融政策が数々の批判にさらされたのはなぜか。日本経済の持続可能性への思い、中央銀行の果たすべき役割とは。