人体再生に挑む 再生医療の最前線 東嶋和子著
失われた人体や臓器を丸ごと再生することは「見果てぬ夢」だが、傷ついた組織や臓器を修復することで、失われた機能の再建はかなりできるようになった。
日本で総数11万人とみられる脊髄損傷によるマヒをはじめ、埋め込み式人工心臓あるいは心筋再生、血管新生による重症心不全治療、さらに角膜損傷、網膜の障害、また難聴など、これまで治療不可能とされてきた各種障害も、細胞の移植やロボット技術の開発などで、克服への歩みが始まっている。
話題のES細胞(胚性幹細胞)、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などの最新の研究内容も織り交ぜて、再生医療の研究・治療現場を科学ジャーナリストが追う。
講談社ブルーバックス 861円
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