旧車市場に変化、定番ハコスカ/ケンメリから脱却 人気車種に変化、旧車アフターパーツ最前線

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スカイライン2000ターボRSのリヤビュー(筆者撮影)
スカイライン2000ターボRSのリヤビュー(筆者撮影)

リスタードの担当者によれば、従来は、同社でも「ケンメリやハコスカ向けのパーツが主力製品だった」という。だが近年は、それら車種向け部品の需要が減少傾向にあるという点では、レストアパーツ.comと同様。代わりに受注が増えてきているのが、「S130型フェアレディZや鉄仮面などのR30型スカイライン」なのだそうだ。いずれも主に1970年代後半から1980年代に人気を博した車種である。一方、ハコスカやケンメリは、1960年代後半から1970年代に販売されたモデル。つまり、売れ筋製品の対応車種が、より若い年代の車種に変わってきているのだ。

その背景には、やはり、先述したハコスカやケンメリの中古車価格の高騰や、流通台数の減少があるだろう。ここでもユーザーにとって「より手が届きやすい」車種に需要が移ってきている傾向が伺える。

マフラーメーカーのフジツボも旧車向けパーツを再販

フジツボが出展していた初代RX-7(筆者撮影)
フジツボが出展していた初代RX-7(筆者撮影)

社外マフラーの老舗メーカー「藤壺技研工業(以下、フジツボ)」では、今まで廃版にしてきた国産旧車向け製品を新たに設計しなおし、新製品として発売する取り組みを近年行っている。同社は1931年(昭和6年)創業であるから、現在人気が高い国産旧車向け製品もかつてはほとんどラインナップしてきた。だが、時代の趨勢でそれらの大半は生産終了としていた。ところが、近年の国産旧車ブームが到来したことにより、それら製品を復活させているのだ。旧車向け製品の主なラインナップには、S30型フェアレディZやハチロク、1980年代後半から2000年代前半の「スカイラインGT-R(R32型・R33型・R34型)などに対応するオリジナルマフラーを用意する。いずれも、国産旧車の市場で現在人気が高いモデルばかりだ。

初代RX-7用マフラー(筆者撮影)
初代RX-7用マフラー(筆者撮影)

加えて当展示会では、マツダのスポーツクーペ「RX-7」の初代モデル、1978年発売のSA22C型(サバンナRX-7)に対応するマフラーも展示した。RX-7は、独自のロータリーエンジンを搭載する軽量かつ高出力なスポーツカーで、かつてマツダ車を代表したといっても過言でない大ヒットモデルだ。今でも1991年発売の3代目FD型は人気が高く、国内はもちろん、海外にもファンが多い。

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