人生を変える「デッドライン仕事術」とは? 吉越浩一郎×立花岳志、仕事術を語る

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「成功するまでやれば成功する」これは私が現役の時にいつも部下に言っていた言葉ですが、読者の皆さんにも同じ言葉を送りたいと思います。

人生を自由自在にデザインする

――立花さんは、どんな人に本書を勧めたいですか。

立花:日本のビジネスパーソンの多くは、残業するのが当たり前、という環境にいます。若いときからそういった環境が当たり前と思って仕事をしてしまうと、どんどん会社にいる時間が長くなり、仕事以外の活動がほとんどできない状態が日常化してしまいます。

僕自身も経験したことなので実感を持って言えるのですが、吉越さんが仰っているとおり、「仕事が終わらないから残業するのではなく、残業するから仕事が終わらない」のです。

仕事をゲームと捉え、真剣にレベルアップを目指して効率化していくことで、仕事はどんどん速くできます。たとえば僕はこの原稿を30分ちょっとで打てていますが、それは、「親指シフト」という高速タイピングメソッドを習得しているうえに、辞書登録などを工夫して、打鍵する数を最小限にする工夫を積み重ねているからです。一般的なローマ字打ちの人の1.6倍~2倍くらいで打てるのです。

2010年代に入り、クラウド化によって情報革命は次のステージに突入した感があります。単純業務はどんどんIT化、クラウド化することで効率を最大化し、人間は、人間にしかできない仕事に専念すべきです。

また、日本のビジネスパーソンも徐々に流動性が高まり、転職をする人の数が増えてきています。それはすなわち、学校を出て就職したらあとは定年まで同じ会社、という人生設計ではダメだ、ということを意味します。

本書で紹介している「60年計画」のような長期の自分だけのビジョンを持ち、人生という長い航路を自由自在にデザインしながら生きていってほしいと思います。

現代は、クラウドツールの発達により、10年前まで考えられなかった働き方、お金の稼ぎ方ができるようになっています。先日も、ターミナル駅の駅前で大道芸をやっている芸人さんが、iPhoneを使ってクレジットカード決済で「チップ」を受取っている光景を見てビックリしました。10年前どころか、2年前ですら、大道芸人さんがクレジットカード決裁でお金を受け取れる日が来るなんて、夢にも見なかったのではないでしょうか。

自分の人生をデザインし、クラウドとモバイルを駆使して、どんどんやりたいことを実現してほしいと思っています。

東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

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