意外と知らない「人気のITツール」のリアルな評判 コロナ禍で普及、ユーザーは何を使っているのか
新型コロナウイルスの感染拡大でリモートワークが普及し、さまざまなITツールが使われるようになっている。だが、数多くあるITツールの中で、どれが使い勝手がいいのか悩むことも少なくないだろう。
そこで、企業向けIT製品が4500登録され、5万5000件のレビューが掲載されているレビュープラットフォーム「ITreview」の検索データやユーザーレビューを基に、どのツールの評価が高いのかを見ていこう。
第1波のときは「ウェブ会議」に殺到
ユーザーはどんなITツールに関心があるのか。「ITreview」のコロナ禍におけるカテゴリー別月間PV(ページビュー)の推移を見ると面白い。
新型コロナの第1波のときに、一気に注目を集めたのが「Web会議」や「ウェビナー」だ。「ITreview」のカテゴリー別の月間ページビューの推移を見ると、Web会議は2020年1月から4月で165倍、オンラインでセミナーを行うためのウェビナーツールは同じく5月に200倍近くにまで伸びている。対面での社内会議や商談が突如として禁止され、仕事を止めるわけにはいかない企業が、突貫でツールを導入したからだろう。
●各カテゴリーの月間PV数比率(2020年1月のPV=1)
(外部配信先では図表・グラフや画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)
その後、「リモートアクセス(自宅などの遠隔地から社内システムに接続)」のPVが4月に10倍、「電子契約・電子サイン・電子署名」が5月に8倍、「会計ソフト」が10月に15倍と移り変わっていく。ユーザーの関心がバックオフィス業務のオンライン化に移っていったことが見てとれる。
●各カテゴリーの月間PV数比率(2020年1月のPV=1)
では、それぞれのカテゴリーで注目されているツールは何か。ここでは「Web会議」「電子契約・電子サイン・電子署名」「会計ソフト」について見ていこう。
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