意外と知らない「人気のITツール」のリアルな評判 コロナ禍で普及、ユーザーは何を使っているのか
次に「電子契約・電子サイン・電子署名」を見てみよう。
認知度では弁護士ドットコムが展開する「クラウドサイン」とGMOインターネットグループの「GMOサイン」の2強だ。
日本の法制度や商慣習への適合度が高いクラウドサイン
クラウドサインは日本の法制度や商慣習への適合度が高いのが強みだ。実際レビューを見ると「クラウドサインは国内の法律に対応しており、かつ権限管理にカスタマイズが可能だったため、社内フローを整えるために有効だった」とある。
GMOインターネットは、GMOサインをグループ全体の戦略商材の筆頭に位置付けており、相対的に安い価格設定に加え、人員や資金を重点投入して、特に中規模企業向けにシェアを急伸させている。レビューにも「お客様との契約だけでなく、電子証明書などでも使用することができるのでとても助かっています」とあるように、電子証明書サービス最大手の強みも活かしている。
海外企業との取引が多いなら、SalesforceやDropboxといったグローバルITツールとの連携にも優れた、アメリカのドキュサインが展開する「DocuSign」に強みがある。DocuSignは、国産ツールと比べると日本語化やサポート体制が弱かったが、日本市場の急成長を受けて人員を増強したことで、その課題も解決しつつある。
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