新ノア&ヴォクシー、アトレー車中泊仕様を急ぐ訳 キャンピングカーメーカーが新型車に注目する

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バンテック新潟が展示していた新型ノアをベースにした車中泊モデル「MR(エムアール)」(筆者撮影)

そんな車中泊仕様に新型ノアをカスタマイズしたのが、新潟県のメーカー「バンテック新潟」が展示した「MR(エムアール)」だ。同社が展開するキャンピングカー・ブランド「VanRevo(バンレボ)」のミニバンシリーズにあたる同モデルは、従来ノアやヴォクシー、エスクァイアといったトヨタ製ミドルサイズ・ミニバンをベースとした仕様を展開。今回のモデルチェンジにより、ベース車両を新型モデルに変更したバージョンをリリースした。

MR(エムアール)のベッド(筆者撮影)

特徴は、大人2名がゆったりと横になれる、長さ1900mm×幅1040mmの広々としたフルフラットベッドを展開できること。ベッドを使用しないときは、2列目シートを設置することで5名乗車が可能だ(モデルによっては4名乗車)。また、カップホルダー付きテーブルは、室内での食事やパソコンなどを使ったテレワークにも最適。取り外して荷室後部へ付け替えることもできるため、車外で食事などを楽しむスペースを作り出すことも可能だ。

充実した車内装備と給電システム

車内に設置された円形シンク(筆者撮影)

室内には、キャビネットや円形シンクも装備され、ポータブル炊飯器の収納スペースも確保。リアキャビネット左側上部には、ビルトイン電子レンジも備え、高い実用性を誇る。加えて105Ahのサブバッテリー、2000Wのインバーター、走行充電システム、車体のルーフ部には176Wソーラーパネルも標準装備する。これら充実した給電システムの採用で、エンジン停車中も家電製品などの使用が可能だ。また、ソーラーパネルは薄型を採用し、車体の全高をほぼ純正のままにできることも注目点だ。これにより、高さ制限があるショッピングセンターなどの屋内駐車場にも車両を止めることができ、普段使いにも十分対応する。

価格(税込み)は、ノアの場合で、ガソリン車が452万4600円~536万1000円、ハイブリッド車が501万4600円~584万3000円。ヴォクシーにも対応し、こちらはガソリン車493万2500円~543万1000円、ハイブリッド車539万2500円~591万3000円だ(エスクァイアは、ベース車が生産終了となったため設定なし)。

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