「マリカー8」全世界で圧倒的に支持される理由 ゲーマーが勧める「最初に買うべき最高の1本」

✎ 1〜 ✎ 23 ✎ 24 ✎ 25 ✎ 26
拡大
縮小
マリオシリーズで「最も売れた作品」の魅力に迫る(写真:『マリオカート8デラックス』公式サイトより)
物心ついたときからゲームと付き合い続けてきた筆者が、その長いゲーム歴から最新作から過去の名作までを掘り起こして語り尽くす本連載。今回取り上げるのは、ギネス級の記録を打ち破った『マリオカート8デラックス』(対応ハードはNintendo Switch)。全世界で累計4335万本売れた超人気ゲームの魅力に迫ります。

マリオシリーズで最も売れた作品

今回紹介する『マリオカート8デラックス』は2017年4月28日に発売されたNintendoSwitch用のカートレースゲームである。

発売から5年近く経つゲームだが、発売以来ずっと売れ続け、今年1月には国内での累計販売本数が440万本に到達。世界での累計販売本数は昨年12月の段階で4335万本に達している。

これまでマリオシリーズでの最高売り上げは、ギネスブックにも登録されている『スーパーマリオブラザーズ』の4024万本であり、この金字塔を大きく上回る数字だ。

この連載の一覧はこちら

しかも他ハードとの合算ではなくNintendo Switchだけでの売り上げということで、本作の人気がそのまま任天堂のハードであるSwitch人気をも支えているということになる。まさに現在の任天堂の強さを表す1本と言えるだろう。

発売から時間が経っていることもあり、永らくアップデートのなかった本作。だが、2月10日のニンテンドーダイレクトで過去作の合計48コースが有料DLCとして発売されることが発表され、ゲーム寿命がまだまだ延びることが決まった。

このDLCでマリオカートシリーズへの注目を集めて、有料DLCの配信が一段落付いたところで、開発中と噂の『マリオカート9』の発表があるのではと僕は予想するが、しばらくは8の時代が続きそうだ。

では、発売から5年も経った8は、なぜこれほどまで売れ続けているのだろうか? まずは上級者と初心者が一緒に遊んでも楽しいゲーム性にある。

ひとりでコースを黙々と何度も走り最速を目指すのも良いが、やはりマリオカートの華は、アイテムで相手を妨害したりされたりで大白熱のレースモード。僕は初代スーファミ版マリオカートの世代であり、もちろんリアルタイムで遊んでいた。

当時は対戦は友達が集まらないとできず、ひとりでタイムアタックをして黙々と遊ぶことが大半だった。だが、今の時代はインターネットを介しての対戦で、いつでも誰かとアイテムを使いまくった白熱のレースを楽しむことができる。

次ページなぜ初心者でも安心してプレイできる?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT