続々上場!弁護士、医師がなぜベンチャー?

弁護士ドットコム×メドピア 社長対談

「弁護士ドットコム」を開始した2005年当時は、弁護士を増やすためにつくられたロースクールが始まったばかりで、まだ卒業生がいない。弁護士間の競争がほとんどない、牧歌的な世界が広がっていたわけです。

でも、ありがたいことに、その年の10月7日に朝日新聞と読売新聞に弁護士ドットコムを紹介する記事が載りまして、それがヨミウリ・オンラインに載り、ヤフートピックスに載ったのです。しかも読売新聞の記事を「めざましテレビ」で高島彩アナが読み上げてくれた。

石見:立ち上げて1カ月後に。それはすごい。

元榮:その途端に全国の弁護士の先生から、「弁護士ドットコムって何ですか」という問い合わせが弁護士会に殺到して、すぐに弁護士会から「このサイトについてお話を伺いたい」とお声掛けがありました。弁護士会とは、そのときからのお付き合いですね。

業界団体とどうつきあうか

――弁護士会から「話が聞きたい」とは……。なんだか怖そうです。

元榮:そんなことはまったくなかったです。弁護士会から問い合わせが来ることは予想していたので、趣旨をご理解いただくいい機会だと思って、しっかりご説明しました。最初はびっくりされていたようですが、でも「身近な司法を実現する」という趣旨で2000年代にスタートした司法制度改革に貢献するようなコンセプトではないかということで、徐々に温かいご理解をいただけるようになりました。

5年前からは、日弁連の業務改革シンポジウムといって、2年に1回、1000人を超える弁護士が集まり、弁護士界の新しい動きについて議論検討する一大シンポジウムがあるのですが、そのパネリストとして招いていただいて、弁護士ドットコムについてお話したりしています。前回に至っては、運営側に回ってほしいというありがたい要請を受けました。

――日弁連そのものの活動に直接かかわることになったんですね。

元榮:日弁連の弁護士業務改革委員会の幹事のメンバーにも抜擢していただいて、「弁護士紹介制度」という、弁護士ドットコムのような弁護士紹介サイトのルールを考える側としてかかわらせていただいています。

「弁護士ドットコム」を運営していてよかったのは、「ネット上でユーザーと弁護士がつながることで、これだけ多くの人が救われているのです」というデータがしっかり取れていて、お出しできることです。

生のデータはかなり説得力がある。だから「こういうサイトはむしろ許容する方向でいったほうがいい。このサイトが健全に育つように支援しよう」と思っていただける。私は弁護士ドットコムと同様の、競合するサイトが立ち上がったほうがいいと思っているので、そういう環境づくりを弁護士会としてやっていく方向に向かっています。

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