星野リゾート、「ホテル業界のトヨタ」狙う 星野リゾート代表に海外展開の勝算を聞く

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東京であることの意味は、「星のや東京」がうまくいけばニューヨークへ進出する可能性が出てくることだ。サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドンなどの都市では道路を日本車が走っている。街角には回転ずしもある。

ホテル業界のトヨタ自動車を目指す

世界の大都市で日本旅館を、日本のおもてなしが体感できる日本のホテルを、目指していきたい。そうでないと日本のホスピタリティ産業としてのホテルの世界進出はできない。東京には世界のホテルブランドがすべて出そろっている。

リッツ・カールトン、コンラッドなどの世界の強豪よりもしっかりと稼働率が取れるか、しっかりとレート(客室単価)が取れるか、利益が出せるか。そこさえ示すことができれば、われわれに海外のデベロッパーから声がかかる可能性がある。投資家やオーナーが求めているのは、ホテル業界のトヨタ自動車だ。


 

山川 清弘 「会社四季報オンライン」編集部 編集委員

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やまかわ・きよひろ / Kiyohiro Yamakawa

1967年、東京都生まれ。91年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東洋経済新報社に入社後、記者として放送、ゼネコン、銀行、コンビニ、旅行など担当。98~99年、英オックスフォード大学に留学(ロイター・フェロー)。『会社四季報プロ500』編集長、『会社四季報』副編集長、『週刊東洋経済プラス』編集長などを経て現職。日本証券アナリスト協会認定アナリスト、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。著書に『世界のメディア王 マードックの謎』(今井澂氏との共著、東洋経済新報社)、『ホテル御三家 帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ』(幻冬舎新書)など。

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