大村崑90歳「筋トレに目覚めて」手に入れた宝物 10時間ぶっつづけで眠れたのにはびっくり仰天
スタスタと歩けるのも、ムキムキのナイスバディになったのも、種明かしをすると、実は3年半まえに始めた筋トレのおかげなのです。筋トレのご利益は、ほかにもたくさんあります。
まずお伝えしたいのが「とにかくよく眠れるようになった!」ということ。自分で言うのもなんですが、ぼく、年寄りとは思えないほどよく寝ます。
トイレに起きるのは1回きり。1回も起きない夜もあるし、この間など、仕事で泊まったホテルで、10時間ぶっつづけで眠れたのにはびっくり仰天です。
以前は年寄りの例にもれず、毎晩、寝つけなくて、往生しました。ようやく眠りに落ちても、じきにトイレに起きる。最低でも3回はトイレに行っていました。
それが、筋トレを始めたら、スカーンと寝られるようになった。とくにジムで筋トレした日は、くたくたに疲れているから、ベッドに入ったら、もうバタンキュー。まるで、若者です。ジムへ行かない日も、心地よい疲労感が続いているのか、すぐに眠れます。
それに今のぼくは、誤嚥とも無縁です。食べものをうまく飲み込めなくて、それが気管のほうへ入ってしまうのが誤嚥。体はその異物を気管から出そうと、猛烈に咳き込ませたり、むせぶようにさせたりするそうです。
以前はぼくも、誤嚥に悩まされたクチ。食事中に2回、3回咳き込むのはしょっちゅうで、唾でむせたりもしたものです。推測やけど、筋トレによって喉のまわりの筋肉が鍛えられて、飲み込む力が増したんやと思います。気がついたら、誤嚥がほぼゼロになっていたのです。
食べものの小さなかけらが肺に少しずつ入りつづけると、最後は誤嚥性肺炎になってお陀仏です。この恐ろしい誤嚥ともご縁がない崑ちゃんです。
さらにぼくの変化は、“顔色”にまで現れました。今、人生で一番血色がいいのです。自分で言いますが、90歳の血色とはとても思えません。顔もふっくらしていて、そのおかげで、歳のわりにはシワも少ないほうだと思っています。
でも、ホントのことを言うと、以前は血の気の失せた土気色の顔をしていて、横山エンタツ師匠が「おい、死ぬるぞ、こいつ」と本気で心配したほどでした。若い頃からこっそり、血の気のない白い唇に口紅で色を足し、ほおにも口紅を薄くつけていたのです。
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