ダニ対策に「ふとんたたき」をする人に欠けた視点 ふとんが早く傷んでダニの侵入が容易になる
つまり、3、4回連続して掃除機をかけると、掃除機で吸い取れる分はみな吸い取ったと考えられます。ただし、ふとんの中まですべて吸い取れたかどうかは疑問ですが。
一方、使用して10年以上たった古いふとんは、綿もぺったんこになっていて、掃除機で吸い取っても、綿の内部まで吸引力が届きません。
そのため、掃除機をかけても、かけても、ほこりやダニが際限なく出てきます。内部まで取りきれていないので、いつまでも出てくるというわけです。
つまり、新しくてふっくらしたふとんなら、掃除機でダニやほこりはある程度までは取れますが、古いぺったんこのふとんだとあまり効果はないことがわかります。
一概に掃除機でダニが取れるともいえないし、取れないともいえない。条件次第だということです。
ふとんたたきのかわりに掃除機をかける
では、ふとん干しをした場合としなかった場合はどうでしょうか。これは明らかにふとん干しをしたほうが、ほこりもダニも掃除機でたくさん吸引できることがわかりました。
日光に干すと、新しいふとんのように綿がふっくらします。そして中のほうまで吸引力が届くので、ダニやほこりが吸い取りやすくなるのです。
ふとん干しをしなかったほうは、綿がぺったんこのままですので、掃除機で吸い取ってもあまり効果はありません。
結論としては、日光に干したふとんは取り込んだ後、すぐに掃除機をかけると、ダニやほこりをある程度は吸引できます。
今後は、ふとんを干す場合は、「ふとんたたきのかわりに掃除機をかける」。これを習慣にしていただければと思います。
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