サムスン電子、見つからない「次の切り札」 スマホ不振、2000年以降で最大の危機に

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サムスン電子はドイツの家電見本市で新型スマートウォッチ「ギャラクシーギア」を発表。だが切り札にはなりえないようだ(AP/アフロ)

サムスン電子が初めて売上高30兆ウォン(1ウォン=0.1円)を突破したのは2000年のことだ。その後、毎年平均15兆ウォンずつ売り上げを増やしてきた。

2008年に100兆ウォンの大台に乗せると、2012年に200兆ウォンを突破。昨年は売上高229兆ウォン、営業利益は2001年の売上高(32.4兆ウォン)より多い37兆ウォンを達成した。売上高の90%は輸出で稼いだ。サムスン電子は大韓民国を代表するトップ企業に、そして名実ともにグローバル企業に成長した。

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そんなサムスン電子が最近、誰からも心配される存在になってしまった。今年第2四半期(4~6月)決算が振るわず、さらに終わった第3四半期(7~9月)の決算発表の内容が不安視されている。

10月7日、サムスン電子は速報値として、第3四半期の売上高が47兆ウォン、営業利益は4.1兆ウォンになると発表した。売上高は前年同期比20%、営業利益は同60%近く減少した。外国の機関投資家を中心に株式の売り注文が膨らみ、サムスン電子の株価は終値110万ウォンにまで下がった(10月10日現在)。

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