「現地に合わせたデザインと現地に合わせたプライシングを追求し過ぎている。実際現地の富裕層は、日本と同じ、そんなに主張しないシンプルなデザインのものがほしいと口をそろえて言う」(夏野氏)。
「自信のなさ」の現れ
夏野氏は今回のシャープの判断を、自社の製品に対する「自信のなさ」の現われだと語る。「ローカルマーケティングという形で現地に迎合し、プライシングを安くせざるを得なくなり、なかなか利益が出ないといういつものパターン」(夏野氏)。
PM2.5などの大気汚染問題が深刻化する中、中国の空気清浄機市場はますます拡大している。夏野氏は「シャープの皆さん、日本の最高級モデルをそのまま売ろうじゃありませんか。アップルだって、ダイソンだって、デザインなんてそんなに変えないのだから」と訴えた。
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