「部下を育てられない」上司に共通する残念な視点 プレイングマネージャーが知っておきたい心得
そのチームは自分たちの目標を理解できますし、一緒に目標を追いかけることができるようになります。
そして、あなたが漠然と考えていた計画が部下に伝わり、チームの「計画の見える化」が自動的にできるようになります。さらには、週1回の会議で行動の進捗を確認すれば、PDCAサイクルは完成します。これは会議という仕組みを使って、マネジメントサイクルが勝手に進むということです。
そうすると、実は副産物として部下が育ちます。部下が育つと、あなたのプレイヤーとしての仕事を任せられる部分が増えていきます。
つまり、あなたのプレイヤーとしての仕事を部下に任せ、あなた自身は時間にゆとりができ、さらにプレイヤーとしての仕事を増やすこともできるでしょうし、マネジメントに時間を割く余裕を作ることもできます。一般的には激務であるプレイングマネージャーは、マネージャーの仕事をほんの少し優先するだけで、時間的な余裕が生まれるのです。
これまでプレイヤーとしての仕事に熱中してきた人のなかには、部下を持ち、マネジメント業務を兼任することを、重荷に感じる人もいるでしょう。慣れない業務をわずらわしく感じたり、部下の成長スピードにもどかしさを感じたりすることも、きっとあります。
しかし、チームのメンバーは、当たり前のことではありますが、皆さんの成果をじゃまするためにいるわけではありません。
なぜチームという存在があるのか
では、なぜチームがあるのか。それは、1人ではできないことを一緒に達成するために存在しているのです。皆さんのやりたいことに協力してくれる人が増えたと思えば、チームメンバーを巻き込むことは、喜ばしいことなのではないでしょうか。
プレイングマネージャーという難しい役割を、楽しみながら乗り越えられる人が増えることを願っています。
アルファポリスビジネスの関連記事
1年目から圧倒的成果を出すリーダーは、◯◯を見せるのが上手い
上司1年目が知っておくべき「部下が仕事にイライラする一番の原因」とは?
「仕事は、遊べ!」上司1年目は、ゲームの仕掛けを使え
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら