専用道化が完了「気仙沼線BRT」沿線の現状は?

観光地の大島はモノレールに期待・気仙沼編

南気仙沼駅付近の専用道を走る気仙沼線BRT(筆者撮影)

快晴の11月30日火曜日の朝、気仙沼線BRTに乗り蔵内駅に降り立った。前回(北上南三陸町編)の終点、陸前港からはひと駅3分で、ここから宮城県最北端の市、気仙沼に入る。近くの歌生(うとう)バス停から、平日3本だけの気仙沼市民バス本吉三陸線が、7時49分に出る。

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この路線、運行を受託している会社が本吉タクシーで、タクシーとして認可されメーターがついているワゴン車(大型タクシー)を使っているためか、乗合タクシーを名乗る。だが定期運行で、他市町の市民バスと変わるところはとくにない。

細かな需要を拾うタクシー

JR気仙沼線をバス専用道化し、鉄道時代そのままに長大トンネルで抜けるBRTとは違い、こちらは交差点を何度も曲がっては集落を回る。途中、通学の小学生が小泉地区にある小学校まで乗ったのがいちばんのお得意様だった。

歌生バス停と気仙沼市民バス本吉三陸線(筆者撮影)

高台への集団移転先である「団地」も通り、町外れにあるBRT本吉駅に寄ってから、旧本吉町の中心部まで直通する。高校生の通学利用が多いBRTに対し、もっと細かい需要を拾うタクシーであった。こちらは8時21分に着いた本吉駅前で下車。420円払う。ここは均一運賃ではなく区間制だ。

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