パナソニックが本気出す「実用型ロボット」 <動画>高齢者が立ち続けることを支援

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パナソニックのロボット技術者達は、高齢化社会の問題に取り組もうとしている。彼らによる最新の機械は、高齢者が立ち続ける支援をし、そしてロボット・ヘルパーの助けを借りて、動くためのサポートをするように設計されている。

パナソニック最新のそのロボットは、「アシストロボット」と呼ばれており、高齢者が立ち続けることを支援するように設計されている。内臓センサーにより、アシストロボットは、専用ベストを着用している誰かが立ち上がろうとする時に、その動きを認識する。そして、介助して立ち上がろうとするのを手助けする。

起き上がってトイレを使える

パナソニックでエイジフリー事業を手掛ける志方宜之参事は、このロボットが高齢者の願いを叶えるだろうと語る。「人がオムツを着用するようになると、段々とベッドにいる時間が長くなります。このロボットは、そのような状況から抜け出すために設計されています。実際に人々は起き上がって、トイレを使うことができるのです」。

国連によると、世界中の高齢者の数は、これからの40年で2倍以上に増加し、その一方で、それら高齢者の世話をすることが可能な若年層の数は減少するとのことである。

日本では、それらの統計数値をもとに、あらゆる種類の最新テクノロジーが推進され、パナソニック曰く、「未来に備えている」のである。

志方参事は、こうも語る。「2025年までに、高齢者は人口の30%を占め、これとは対照的に、それら高齢者を実際に世話する人は、10万人不足すると言われています。その役目を補うことができるロボットを開発したいと思っています」。

志方氏は「アシストロボット」がその方向に向かう重要な一歩であると語る。

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