新型ステップワゴンのデザインは原点回帰なのか シンプル&クリーンなスタイルで登場した理由

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2021年1月7日に公開された6代目ステップワゴン(写真:尾形文繁)
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「クリエイティブムーバー」という言葉を知っている人は、今どのぐらいいるだろうか。1990年代中盤、それまで自社開発のミニバンやSUVを持っていなかった本田技研工業(ホンダ)が、この分野への参入を機に与えたキーワードだ。

まず1994年に「オデッセイ」、続いて翌年「CR-V」がデビューし、1996年にここで紹介する「ステップワゴン」が登場した。

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5ナンバーサイズのミニバンとしては、すでに日産「セレナ」があったが、商用車としても使えることを考え、縦置きエンジンの後輪駆動(FR)がベースだった。

トヨタはステップワゴンと同じ年に、キャブオーバーワンボックスからミニバンスタイルに変更した「タウンエースノア」「ライトエースノア」を送り出したが、こちらも縦置きFRベースだった。

トヨタではこれ以外に、「エスティマ」のボディ幅を縮小した「エミーナ」「ルシーダ」もあったが、こちらはキャビンの床下にエンジンを縦置きしており、排気量は2.4リッターだったので3ナンバー車であった。

そんな中でステップワゴンは、2.0リッター直列4気筒エンジンを横置きし、前輪を駆動するFFレイアウトを基本とした。

横置きエンジンのミニバンが国内になかったわけではなく、日産「プレーリー」や三菱「シャリオ」があった。しかし、プレーリーは1クラス下、シャリオは背が低くドアは前後ともヒンジ式であり、ライバルとは言えなかった。

FFミニバンの礎を築いたパッケージング

ステップワゴンはデザインも評価された。シンプルでクリーンなフォルムに、ルーフからリアバンパーにまで達する超縦長のリアコンビランプを組み合わせて、それまでのミニバンにはないスタイリッシュかつアイコニックなフォルムを実現していた。

1996年に登場した初代ステップワゴン(写真:本田技研工業)

その人気は圧倒的で、ノアとセレナも次のモデルチェンジで、同じ横置きエンジン前輪駆動ベースのパッケージングに転換するほどだった。

しかしながら、ホンダは人気の車種であっても激変させることがある。ステップワゴンも例外ではなく、2代目はキープコンセプトだったのに、3代目では全長と全高を縮小して、スポーティなデザインとした。これが裏目に出て、逆に5ナンバー枠いっぱいのボディを用意したセレナにトップを奪われる。

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