上陸間近!ルノー「アルカナ」抜群の走りを確認

ハイブリッド専用で導入される新クーペSUV

「アルカナ」は2018年のモスクワ・モーターショーで発表。2021年よりヨーロッパで販売されている(写真:ルノー・ジャポン)
この記事の画像を見る(34枚)

SUV人気が定着するにつれて、SUVの中にいくつかのジャンルが生まれるようになった。そのひとつが「クーペSUV」で、スタンダードなSUVの背を低め、フロントウインドーやリアゲートの傾きを強めるなどして、キャビンをクーペっぽく仕立てたものだ。

これまで、いわゆるジャーマンスリー、つまりメルセデス・ベンツ、BMW、アウディが主役だったこのカテゴリーに、プレミアムブランドではないルノーが参入してきた。それが「アルカナ」だ。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

このアルカナが来年の早い時期に、日本に導入される。しかも、日本仕様のパワーユニットは、ルノーが独自開発したフルハイブリッド(HEV)のみになるという。発売されれば、輸入新車では唯一のプラグインではないHEVになる。

いろいろな意味で注目のこのクーペSUVに、特設コースで乗ることができた。試乗できたのは、日本仕様の先行生産車だ。さらに、エンジニアやデザイナーなどからオンラインで話を聞くこともできたので、その内容を織り交ぜながらお伝えする。

プジョー「3008」に近いボディサイズ

アルカナはCセグメントのSUVだが、プラットフォームは「ルーテシア」や「キャプチャー」、先日「2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した日産「ノート」などと同じ、CMF-Bを使う。

同じCセグメントの現行「メガーヌ」に使われるプラットフォームはひと世代前のものであり、最新の先進運転支援システム(ADAS)の搭載などを考え、CMF-Bをチョイスしたという。

ヨーロッパ仕様のホイールベースは2720mmで、ボディサイズは全長4568mm×全幅1821mm×全高1576mm。全高は同じプラットフォームを使うBセグメントSUVのキャプチャーとほぼ同じだが、全長とホイールベースは長く、幅も広い。フランス車で言えば、たしかにCセグメントSUVのプジョー「3008」に近い。

エクステリアデザインは、クーペSUVらしいルーフラインを持つスタイリングにまず目が行く。

クーペSUVは、BMW「X6」が開拓したジャンルで、メルセデス・ベンツ「GLCクーペ」などが追随している(写真:ルノー・ジャポン)

最低地上高は200mmも取られているが、長めのホイールベースとワイドな幅のおかげで腰高には見えない。

フロントまわりでは、ヘッドランプがキャプチャーより水平に近く、リアは中央のエンブレムまでコンビランプが伸びるなど、同じメガーヌとの近さも確認できた。

次ページ日本導モデル?「R.S.ライン」に試乗
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • 戻りたくなる組織の作り方
  • 買わない生活
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT