『バイオハザードIV アフターライフ』--日本経済のゾンビ化を阻止せよ《宿輪純一のシネマ経済学》



 このアンブレラ社は強大な官僚組織であり、このゾンビについて隠蔽し、知ってしまった主人公アリスを徹底的に追いかけるのである。しかし、アリスは特異な遺伝子であるようで、さらに強力になっていき、送り込まれる兵士やゾンビをガンガン片づける。

本作品では、映画の冒頭のシーンで、逆にアリスのクローンが東京・渋谷にあるアンブレラ社の本部を襲う。その後、ラジオ放送で全世界に連絡されていた“安息の地アルカディア”に向かうが、もちろん安息はない。アルカディアはアメリカ西海岸の設定だ。

このシリーズの本当の主人公はなんといってもゾンビ(アンデッド)だ。死んだような状態でさまよっている。生産的な行動はしない。筆者は最近世界中ではやっている「日本化」という言葉が、「ゾンビ化」とダブって思えて仕方がない。特に隣国“韓国”が世界を相手に生き生きとした活動をしているだけに余計に気になる。

韓国は大統領が企業のCEO出身のせいか、政府主導で世界経済に躍進している。自由貿易協定(FTA)を米国とEU(欧州)とも締結し、すでに貿易量の約4割の国はカバーしている。これはサムスンやヒュンダイが日本製品よりも有利に販売されるということ。
 
 経済危機が韓国経済を改革したともいわれている。その経済危機がもたらした安い通貨も活用し、輸出を伸ばした。実は日本よりも少子高齢化が進んでおり、人口5000万人足らずの国でありながら、その勢いがすごい。

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