『バイオハザードIV アフターライフ』--日本経済のゾンビ化を阻止せよ《宿輪純一のシネマ経済学》

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最近、ゾンビ映画が流行している。この『バイオハザード』も名前こそ「アンデッド(Undead)」と違えども、ゾンビ映画の一つ。『バイオハザード』は、そもそもは日本のゲームが映画化されたものだ。
 
 そういったこともあって、このシリーズ4作目は東京、それも渋谷のハチ公前交差点からスタートする。ワールドプレミアも東京が最初ということで、海賊版対策として、会場に入る際には、携帯電話を回収され、金属探知機をくぐらされるなど大変であった。
 
 本シリーズは、また主人公の女性ミラ・ジョヴォヴィッチの映画でもある。彼女は東欧(旧ソビエト連邦)のウクライナの首都キエフの出身で現在34歳。若くして母親とロンドン、モスクワを経てロサンゼルスに出てきてモデルとなった。
 
 ミラ・ジョヴォヴィッチは、名監督リュック・ベッソンの『フィフスエレメント』『ジャンヌダルク』などで名を馳せた。リュック・ベッソンとは2年間結婚していた。現在の旦那さんは本作品の監督で、一子の母でもある。

今回初めてお会いしたが、肌は本当に白く、脚を強調するファッションのせいか、脚の長さが身長の6割もあるように見えて驚いた(私と逆の比率である)。ワールドプレミアの時の彼女は極めて陽気な方で、少々驚いた。本作品の話になると「みんな、準備OK? シートベルトしないとけがをするわよ!」といきなり叫んでいた。本作は“3D”でもあり、ほんとうに引き込まれるアクション巨編だ。

『バイオハザード』シリーズのそもそもの作りは、巨大な製薬会社アンブレラ社が開発中の細菌兵器「T−ウィルス」で人々がゾンビ化したというもの。ゾンビのお約束であるが繁殖力が強い。他の人間をかむなどして増殖し、頭部にダメージを与えないかぎり死なない。

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