携帯3社のiPhone6、どれが「買い」なのか

LTEエリア、VoLTE対応などを検証

もっとも、iPhone 6には3キャリアすべてに対応するSIMフリー版もある。冒頭で述べたように日本向け端末は全世界で利用可能なグローバル仕様でもあるので、各社の端末購入サポートなしに一括払いする予算があるならば、筆者はSIMフリー版を勧めたい。

契約期間に縛られず、いつでも好きなキャリアでiPhone 6の機能を利用できる。ただし、日本で売られるSIMフリー版の場合、カメラ撮影時の擬似シャッター音を消すことができない。旅行時、音に気を使う場所での撮影で静かにシャッターを切りたいのであれば、海外のSIMフリー版を入手するのも手だろう。

各社の「VoLTE」対応に違い

最後に、話題のVoLTE(LTEを通じた音声通話)対応についても触れておきたい。VoLTEはすでにドコモが6月からサービスを開始しており、その音質の良さにを評価する声も多い一方、LTEから3Gにハンドオーバーした際には、その音質差が感覚的にかなり大きいことに驚く。

iPhone 6のVoLTE対応は米国や韓国のサービスがアナウンスされているが、日本ではドコモも含めて公式な対応開始の案内は行われていない。すでにサービス開始済みのドコモが有利なことは容易に想像できるが、実際にはKDDIもVoLTEの準備はかなり以前から行っており、準備は整っているとインタビューでも答えていた。

ドコモはiPhone 6のVoLTE対応に関して「接続の検証などが終わっていない」としている。検証が終われば開始するとも受け取れるが、米国だけでなく韓国でもサービス開始している中で、ドコモの検証が終わっていない理由はわからない。

KDDIもこの点は話を濁しており「システム側のVoLTE対応は済ませている」と受け取れる発言をしている。さらにソフトバンクもVoLTEについて、準備完了とまでは言っていないが前向きな発言が出ており、なぜ日本でのiPhone 6向けVoLTEサービス開始が遅れるのかは理由がよく見えない。

想像する他ないが、技術的な理由ならば各社がそれを把握していないはずはなく、おそらくは理由は(iPhone特有の何かが)判明しており、その対応に時間がかかっているのではないだろうか。いずれにしろ、ほぼ同時、あるいは多少の時間差はあったとしても、どのキャリアを選んでも最終的にVoLTEは利用可能と考えていいだろう。

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