「論語」チコちゃんと一緒に学ぶ人生の大事な本質 日々のコミュニケーション、人間関係で守ること

過ちては則ち改むるに憚ること勿れ
まちがえたり失敗したりするのは、悪いことじゃない。たとえば、クラスで自信満々に発表した答えがまちがいだったとする。がっかりだけれど、そう落ち込む必要はない。正しい答えを覚え直せばいいだけだ。それで、君は一歩前進する。
友だちと言い合いをして、あとから「言いすぎちゃったな」と後悔したとする。「あんなひどいこと、言わなきゃよかった」と。そんな時に大切なのは、自分の態度はよくなかったと認めて、それを友だちに伝えることだ。「ごめん、言いすぎたね」って。
まちがいや失敗が悪いのではない。悪いのは、それに気づいても直さずにいることなんだよ。

怒りを遷さず、過ちを弍びせず
頭にきてドアをバタン! かべをキック! そして、近くにいる人には八つ当たり。乱暴な口をきいたり、むっつりだまりこんだり。
腹を立てるたびにこんなふうになる人とは、友だちになりたくないよね。ふきげんな気持ちは、そばにいる人の気持ちも暗くしてしまうからだ。
誰にだって怒りたいことはある。でも、自分がふゆかいだからといって、その気持ちをそのまま外に出すのは、泣くことでしか思いを伝えられない赤ちゃんと同じだ。
物や人に当たり散らすのではなく、自分が感じている気持ちを上手に表せるようになることも、人として成長していくうえで大切なんだ。
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