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社会人10年目「転職すべき人」とそうでない人の差 最初の転職の年齢が高いほど変化対応は難しい

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  • 河野 英太郎 株式会社アイデミー取締役執行役員COO 株式会社Eight Arrows代表取締役 グロービス経営大学院客員准教授
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悩み2:専門職か、ジェネラリスト。どちらに進めばいいか迷っている

二者択一ではありません。

ジェネラリストとしてキャリアを積むか、何かのスペシャリストとしてキャリアを積むか。この問いに対して、人生の岐路のように悩む声を聞くこともあります。それぞれ一長一短があり、確かに悩みどころです。

何かのスペシャリストとしてキャリアを積むと、「エッジが立っている」という評価を受け、その領域で世界を広げていくことが可能です。

一方、時代の変化が加速している今、専門知識を身につけてもすぐに陳腐化するのも事実。ジェネラリストとしてキャリアを積んでいるほうが「潰しが効く」という表現をすることもあります。

ただし、そんな「潰しが効く」ジェネラリストたちは、「大いなる素人」という誹りを受けたりもするわけです。「なんでもある程度できます」は「何も十分にはできません」の裏返しです。会社から重宝されているように見えて、最後のところで登用されない、という「器用貧乏」に終わる可能性も秘めています。

現状打破のヒント2つ

じゃあ、どうすればいいのか。考え方のヒントは2つあります。

1つは「ジェネラリストはマネジメント・リーダーシップのスペシャリスト」という解釈をする方法です。

日本の伝統的な組織においては、すべての新入社員を〝ジェネラリスト〞を意図する「総合職」と呼び、定期異動を繰り返してふるいにかけ、将来の幹部を育成していきます。ものすごく広い視野と社内ネットワークを備えた、組織ロイヤリティーの高い幹部はこうして育成されてきました。

一方で、多大な犠牲も払っています。全員を幹部育成に向けたことから、その道を極めるスペシャリストの芽を摘んできたかもしれません。また、外部から新しい人材を受け入れる機会も想定しませんでした。それが、今の日本企業の弱点になっていることに気づいている人は多いはずです。

すべての人材はスペシャリストを目指す。その選択肢の1つにマネジメントやリーダーシップのスペシャリストがある、という解釈をしてみてはいかがでしょうか。

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【ヒント2つ目は?】

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