東京ベイエリアにある「知られざる廃線跡」を歩く

豊洲の貨物専用線は再開発でほぼ消えたが…

再開発により、そのほとんどが姿を消した東京ベイエリアの「廃線跡」をご紹介します
この記事の画像を見る(4枚)
鉄道の旅は楽しい。夫婦や気の置けない仲間との旅、駅の旅情を味わう旅や、流行りの廃線跡をめぐる旅――。
新著『シニア鉄道旅の魅力』では、シニア世代の鉄道旅行に詳しい著者が、奥深い大人の鉄道旅の楽しみ方を伝授しています。
本稿は同書より一部を抜粋・再構成しお届けします。なお、本稿の情報は同書執筆時点のものです。

東京ベイエリアにある「廃線跡」

東京ベイエリアには、かつては貨物専用線が縦横に走っていた。とくに豊洲周辺は工場が集積していたため、多くの貨物線が存在していた。そのほとんどが、再開発に伴い、跡かたもなく姿を消してしまったが、実は廃線跡がいくつか残っている。

その中で目を惹くのが、晴海通りの春海橋に並行して現在も架かっている「春海鉄道橋」だ。線路も敷かれたままであり、赤錆が目立つところから「赤橋」とも呼ばれる巨大な鉄道遺構である。

1989(平成元)年に廃止されてから30年以上経つものの、撤去されていないのだ。しかもローゼ橋と呼ばれるアーチ橋で、見とれてしまうほどに麗しい。老朽化が進んでいるものの、このまま残し、遊歩道として再活用する構想もある。

次ページ小学校の脇に線路跡
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事
  • グローバルアイ
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 最新の週刊東洋経済
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
人気の動画
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT