買い物でバレる!「お金が貯まらない人」の悪習慣 「たった1つの悪習慣」を直すだけで効果絶大!

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次々と買った「不要なもの」を部屋にためこんでいる知人数名に、ある時、指摘してみたことがあります。「どうせ使わないんだったら、買わなければいいのに」と。

すると、こんな答えが返ってくる場合が多いのです。「いらなければ、売ればいいじゃん!」

「高く仕入れて、安く売る」ではお金が貯まらない

もちろん、誰しも買ったものが「結果として」不要になることはあります。そういったものを、「持続可能性」の観点から、それを必要としている人に届けたいという考え方は、もちろんありだと思います。

でも、この場合は少し違っています。「買い物」の段階から、「もし要らなくなったら、売ればいい」という前提に立っているようなのです。

しかし、「なんとなくほしいから」という理由で、適当に買ったものが、フリマアプリなどで「買った値段より高く売れる」ことは、ほぼないですよね。

「経済の仕組み」を考えてみても、お店は、仕入れ値より高い値段で商品を販売することで、商売が成り立っています。「安く仕入れて、高く売る」のが商売の王道のはず。

それに対して、買ったものを、購入時よりも安い値段で売ること、つまり「高く仕入れて、安く売る」のでは、経済は成り立ちません。つまり、出ていったお金のほうが、入ってきたお金より多く、それをくり返すことで、当然ながら手元のお金はどんどん減ってしまいます。

なかには、「売れば不要なものにも価値が生まれるのだから合理的だ」と主張する人がいますが、そもそも「不要になるものを買ったことが間違い」だった可能性を、考えてみる必要があると思うのです。

次ページでは「お金が貯まる人」の買い物は?
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