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2022年はいよいよ「深刻な危機」がやってきそうだ 株式市場が伝える「インフレ懸念」の「真実」とは?

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  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授
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さて、今後、株式市場はどうなるだろうか。

それは、今回の一時的な株式市場の上昇が、投資家たちのショックを表している、ということをまず受けとめる必要がある。株価が上昇したのは、現実を反映したのではなく、現実を受け入れたくない投資家たちが現実に対して目を一時的につぶったことを反映しているのである。

急速な利上げが起これば、株価は大幅に下落する。しかし、それは困る。いやだ。少なくとも、そんなことを今急に言われても、サプライズで、受け入れる心の準備ができていない。「パウエルにサプライズなし」のはずだったじゃないか。そういうのたうち回る投資家たちの心が表れているのである。まるで駄々っ子だ。

今後、株価は機会があるごとに下落するかもしれない

しかし、彼ら投資家は駄々っ子であるだけではなく、強欲でしたたかな投資家でもある。つまり、利上げがわかった以上、受け入れる準備にすぐに取り掛かる。それが、今後だ。

つまり、自分たちにとって都合よく売りを処理していこうとするのである。取りあえず上がったが、次は機会をとらえて、静かに着々と売っていくだろう。それを知っている連中は、どこかで売りを仕掛けるだろう。

ここから先は、私の個人的な予想である(執筆時点は日本時間16日午後)。15日のアメリカ株が上げたのが投資家の欲望ならば、現実はすぐに、最短で16日の同国市場に出てくるかもしれない。そして本格的には、20日以降、クリスマス休暇に欧米の投資家が入ったら、売りを仕掛けてくるだろう。

まずアメリカ株。そして、次は、アメリカ投資家が休暇から復帰し、日本のトレーダーが年末年始の休暇に入るのを狙って、日本株で売りを仕掛けてくるだろう。いずれにせよ、今後は、機会あるごとに株価は下落していくと予想する。あくまで個人的な予想だが。

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