「結婚したい!」コロナ禍婚活で見えた男女の行方 入会理由「孤独死をしたくない」が意外と多い

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高須:オンラインが浸透化したおかげで、リアルで会うことの意義をより強く感じる人が増えた気がします。主催する婚活パーティーではカップル率が上がりました。おそらく、「勇気を出して会いにいったのだから、何もないのもどうか……」と考える人が増えたのでしょう。ちなみにある結婚相談所の連盟では、成婚者が1.1倍になったと聞いています。

――手軽に始められる婚活アプリの状況はどうなのでしょうか?

鎌田:婚活アプリを利用する人は、コロナ禍になってからも増えています。ただ、アプリの利用者のなかには、既婚者や遊び目的の人が交じっていることもあります。私は会員には口すっぱく「アプリをやるなら自分で目利きをしてね」とお伝えしています。

高須:目利きは大事ですね。鎌田さんは会員の方たちに目利きのポイントをお伝えしたりすることはありますか?

アプリをやるときの目利きのポイントは?

鎌田:そうですね、まずやってほしいのは「家に行くこと」でしょうか。既婚者って「いとこやきょうだいと住んでいる」と嘘をついて、家に上げないケースがほとんどです。ですから、まずは家に行くこと。

高須:なるほどね。

鎌田:でもこんなケースもあるんです。私の相談所にいた女性の方の話なんですけれど、その女性は相談所に入会される前、婚活アプリで知り合った男性と婚約をされていたそうで、男性の家にも行ったらしいんですね。空いている物置部屋を見て「結婚したら、ここを子ども部屋にしよう」とか言われて。しかもこの方の場合、ご自身の両親にも顔合わせして、「結婚します」ってちゃんと言質を取ってたんです。

高須氏(左)と鎌田氏。盛り上がった対談は2時間近くにおよんだ(撮影:編集部)

高須:それはもう疑いようがないですよね。

鎌田:でも、いざ結婚話を詰めようとすると、時期をはぐらかされたり、先延ばしされたりすることが増えてきた。友人に相談したら「その人おかしくない?」と言われ、弁護士に頼んで調べたところ、男性は既婚者で子どもまでいたんです。

高須:なんで婚約までしたのでしょう、その男性は。

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