レーザーテックの株価は5年間で30倍超に急上昇。ここ数年間での出世銘柄の筆頭格だ。
世界的なハンバーガーチェーンの日本法人、日本マクドナルドホールディングスは1人当たり売上高が5期前比で3700万円上昇し、19位にランクイン。2020年12月期は新型コロナ影響で客数が減少する一方、持ち帰りやまとめ買いで客単価が急伸。デリバリー需要増も押し上げ要因となった。
ただ、コロナ以前も業績は着実に成長しており、異物混入問題などで赤字に苦しんだ2015年度を底に売り上げ、営業利益は毎期増加傾向。その一方で、連結従業員数は2016年12月末の2239名から2020年12月末2083名と減少している。
22期ぶりに最高純益を更新する企業も
22位の伯東は半導体や機器の専門商社。2017年3月期末時点の連結従業員数は1294名。直近決算期末の2021年3月時点では同1238名とやや減少しているものの、売上高は1275億円から1654億円と3割増。PC、5G関連需要や新たな取引開始もあった車載向け半導体などが1人当たり売上高増に寄与している。
勢いは足元でも継続しており、今2022年3月期は期中に通期計画を上方修正。22期振りに最高純益を更新する見通しだ。
従業員1人当たりの生産性向上は、各企業の成長のカギを握る重要な指標の一つ。全社の売上高、利益の推移に加えて、1人当たり売上高の推移にも目を向けると、意外な有望企業が見つかることもある。ランキングの上位企業が今後の生産性向上を継続していくことができるのか、引き続き注目してみてもいいだろう。
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