今が旬の「上海ガニ」12月はオスを食すといい理由 季節と好みに鑑みながらスマートに注文する方法
さて、「姿蒸し」以外の食べ方もご紹介しておきましょう。卵がおいしいメスにはメスの、肉がおいしいオスにはオスの、それぞれ最適のお料理があります。
まず、卵がおいしいメスは「蟹王府特製氷結蟹」に。これは、上海ガニを生きたまま白酒ベースのオリジナルソースに漬け込み、マイナス40℃で瞬間冷却するという、ちょっと残酷な一皿。
同じような調理法で、カニを紹興酒に漬け込む「酔っ払いがに」は有名ですが、中国でも高級な蒸留酒である白酒に漬け込むこちらは味がもっとソリッド。カニ肉や卵のうま味が凝縮されており、ものすご~くおいしいカニのシャーベットって感じ。
カニ肉がしっかりとしているオス
カニ肉がしっかりとしているオスは、その胸肉だけを集めて炒めた「カニ肉炒め ポーピン添え」を。一皿におよそ20杯分ものカニが使われるというこの料理は、カニ肉の甘味とうま味をこれでもかと堪能できる逸品。パリっとした食感の薄い餅(ポーピン)と一緒に供されますが、私はこのカニ肉だけに少し黒酢をたらして食べるのが気に入りました。う~ん、贅沢!
締めは一杯の甘~いお茶で。
さて、上海ガニを堪能したら、あとは甘~いしょうが茶で締めるのが本流。カニで冷えた体をポカポカとあたためて、冬の街へ繰り出しましょう!
住所/中央区日本橋室町2-1-1 三井二号館1F
予約・問い合わせ/03-6665-0958
営業時間/11:00~14:00(LO)、17:00~21:00(LO)
定休/不定休(施設に準じる)
*個室あり。
*ランチコース3080円~、ディナーコース2万7500円~
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