「アラサーの1年」で男性の結婚相手に決定的な差 婚姻届の統計データから判明した結婚の現実

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結婚に対してのんびりと構える男性の中には、「男性が子どもを産むわけでもないし、いつでも結婚できるよね?」という様子で、自治体の結婚支援センターや結婚相談所に、35歳を過ぎてからようやく来られる方もいるようです。しかし実態としては、初婚同士カップルの男性の8割が、35歳以下でのご結婚となっているのです。

(出所)厚生労働省「人口動態調査」より筆者作成

お相手の年齢の希望を自治体の結婚支援センターや結婚相談所の相談員に伝える際に、女性の出産適齢期を強調する男性が年代を問わず、多く見られるのですが、男性にも統計的に見て女性に選ばれる婚期があることがデータからはわかります。

先日も近畿エリアにある結婚相談所の相談員の方から、アラフォー男性が2人、続けて申し込みに訪れた際の話をうかがいました。相談員の方によると、「さあ、僕の子どもが産める、若い女性を早急に紹介してください」といった感じで、自身にとっては選び放題、とばかりの様子でお話をされたそうです。

しかし実際には、彼らが希望するような若い女性との婚活場面では、彼らの年齢では選ぶ側というよりも選ばれる側一択で、非常に厳しい現実であることをお伝えすると、顔面蒼白となり「どうしたら選ばれるようになりますか」とようやく考え方を変えてくださったそうです。

29歳男性と30歳男性では結婚の中身に大きな違い

統計的に見ると、この結婚最適齢期においても、実は29歳と30歳の間には大きな違いがあることが見えてきます。以下のグラフは初婚男性の年齢別に妻の年齢を29歳までと、30歳以上に分けて、その割合を示したものです。

(出所)厚生労働省「人口動態調査」より筆者作成

25歳から27歳の男性では、29歳までの女性と結婚した男性の割合が9割程度です。しかし、28歳では8割となり、29歳になると75%(4人に3人)にまで減少します。

そして、ここが大きなポイントなのですが、29歳とたった1歳違いの30歳で、なんと29歳までの女性と結婚した男性の割合が6割(ちょうど60%)に大きく減少するのです。

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