「最近どう?」と聞く人との話がおもしろくない訳 どう切り出したら?質問力こそが話下手を救う

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質問の力を磨くことは、報告や相談、商談や交渉といったビジネスシーンにおいても、日常のコミュニケーションにおいても、大きな助けとなります。

そこでここでは、いい質問をする方法について、見ていきます。

「最近、どう?」は会話下手の典型例

「最近、どう?」

あなたの周りには、こんなふうに話しかけてくる人はいませんか?

実はこれが、「答えにくい質問」の代表例です。

なぜなら、質問があいまいで、「何について、どのように答えるか」を、相手に丸投げしているから。このような質問をされたら、相手は、「何を知りたくて聞いているだろう?」「どんな話をしたらいいだろう?」と考えなければいけません。

事前に話す内容が決まっていたり、どの話題について聞いているのかが分かり合える関係ならばよいですが、会話の冒頭から、トピック(話題)となるキーワードも示さずにこうした質問を投げかけても、会話は弾みません。

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多くの場合で、相手からの返答もあいまいで抽象的になってしまうでしょう。

「会話がつながらないとき」「相手からの回答が遅くなったとき」「相手の回答があいまいなとき」は、質問の内容を「具体的」にすると、回答者は答えやすくなります。

冒頭の質問であれば、

「今はどんな仕事をしているの?」

「最近、忙しいですか? 新しい環境は慣れましたか?」

のように、相手が深く考えなくても答えられる質問にすると、会話は円滑に進みやすくなります。

質問力を上げるための2つの形式

質問の形式は、大きく2つに分けられます。

クローズドクエスチョンと、オープンクエスチョンです。

◉クローズドクエスチョン……クローズドとは「閉ざされている」こと。「はい」と「いいえ」の2択の質問や、あらかじめ回答の選択肢が決められた質問。
◉オープンクエスチョン……オープンとは、「開かれている」こと。相手の返答に制限を設けず、自由な回答を引き出す。
「映画は好きですか?」
「御社が使っているシステムは、A、B、Cのどれですか?」

といった質問は、「はい/いいえ」「Aです/Bです/Cです」という、限られた選択肢で回答できます。

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