ヒットが出ない人に教えたい「リサーチの仕方」

ただ闇雲に情報を集めて満足していませんか?

ここで得られた情報を使って、「ターゲット」と「セールスポイント」にズレがないかを検証します。例えば、ある食品において「ターゲットは30~40代女性」と仮説を立てていたけど、調べてみたところ「本当のターゲットは20代女性かもしれない」のように、仮説をブラッシュアップします。

その後に、今度は多様な人に話を聞きます。これは、「ターゲット」に該当しそうな人にインタビューやアンケート調査を行います。ここでは主に、「どこがターゲットに刺さるポイントか?」を検証します。

例えば、「美容に良い」と仮説を立てていたけど、調査をするうちに、「免疫力が高まることのほうが刺さるポイントかも!」のように仮説をブラッシュアップしていくのです。

最後に、Step3で、その仮説を「打ち手」として実行に移すのです。

たかが「調べ方」を磨く重要性

このフレームワークに沿ってリサーチを行うことで、「なんとなくの感覚」から生まれた「ターゲット」「セールスポイント」がどんどん明確になり、その結果、ヒットを量産できるようになるのです。

『電通現役戦略プランナーのヒットをつくる「調べ方」の教科書』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします)

このようなリサーチができるようになってからというもの、商品やサービスをヒットさせられる提案ができるようになりました。例えば、益若つばささんがプロデュースしている老舗化粧品メーカーコージー本舗さんのブランド「DOLLY WINK」が2019年に発売した「10秒マツエク」(新・部分用つけまつげ「EASY LASH」)は通常8万個売れたらヒットと言われる中、発売1カ月で30万個の売上を記録しました。

ビジネスで成果を上げることを最優先に考え、フレームワークに沿って調べさえすれば、正しい「ターゲット」「セールスポイント」を設定することができます。ド文系でエクセルすら使えなかった私でも、ヒットを生み出すリサーチ技術を身につけることができたのです。つまり、誰でもビジネスを成功させるためのリサーチ技術は習得できるはずです。

たかが「調べ方」かもしれません。ただ、その「調べ方」が上達するだけで、「ターゲット」「セールスポイント」を明確にすることができます。その結果、商品やサービスの本来の価値を、届けたい人に伝えられるようになるのです。それって、素晴らしいことではないでしょうか?

ぜひ、「調べ方」を磨き、あなたの商品やサービスを、本当に必要としている人に届けてください。

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