9月の株式相場は、波乱になるのか? 【今週の相場】アメリカの金利をどう見るか

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さて今週の株価ですが、内外ともに重要なイベントが目白押しです。

日本は財務省が発表する法人企業統計(9月2日)、日銀金融政策決定会合(3日~4日)、アベノミクスの本丸では組閣(内閣改造、3日)もあります。海外は中国製造業PMI(1日)、アメリカは週末に雇用統計(5日)と、重要な経済指標で息つく暇もありません。

意外に底堅い9月相場になる

3連休明けから投資家が戻り、本格的な秋相場がスタートするアメリカですが、「業績相場入りした」と考えるなら、一部に言われている「売りから始まる相場」にはならないと思います。

日本でも前週末の8月29日の日経平均株価は、25日移動平均(29日現在1万5397円)を瞬間的に割れる場面もありましたが、すぐに回復(終値は1万5424円)し、下値の底固さを示しています。

去就が注目された石破茂幹事長の入閣も濃厚で、内閣支持率も下がりそうもありません。またGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)の運用比率の見直しもあり、意外に底固い9月相場になるのではないかと思っています。

今週の日経平均のレンジは、1万5250円から1万5750円程度と予想します。

平野 憲一 ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト

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ひらの けんいち

日本証券アナリスト協会検定会員。株一筋約45年。歴史を今に生かすことのできる「貴重なストラテジスト」として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌への出演や寄稿記事多数。的確な予想で知られ、個人投資家の間には熱烈な「平野ファン」がいることでも有名。1970年に立花証券入社以来、個人営業、法人営業、株ディーラーを経て、2000年情報企画部長マーケットアナリストとして、投資家や各メディアに対してマーケット情報発信をスタート。2006年執行役員、2012年顧問就任。2014年に個人事務所ケイ・アセット代表。独立後も、丁寧でわかりやすい解説を目指す。

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