コロナ禍でも「駅前開発進んだ」新幹線駅の将来性

「何もない」揶揄された上越妙高駅は景観が一変

コロナ禍の2020年、上越妙高駅西口にはビジネスホテルなどがオープン、景観が一変した=2021年10月(筆者撮影)
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新幹線ネットワーク沿線で「ポスト・コロナ時代」の輪郭が見えてきた。人の動きが止まった期間、例えば北陸新幹線・上越妙高駅前(新潟県上越市)はビジネスホテルが相次いで開業して景観が一変、ビジネス拠点としての機能が拡充され、大学との連携も進んだ。東北新幹線・新青森駅では、地元の高校生と北海道の高校生の交流が生まれている。コロナ禍の合間を縫い、沿線の意識と動きは、曲がり角を越えつつあるようだ。

駅前にビジネスホテル2棟

「感染拡大の入り口からテナントは危機に瀕した。新幹線に人が乗らなくなり、苦しい1年半だった。抜けたテナントもある。でも、近隣にビジネスホテルが増え、営業を続けてきたお店は繁盛している。『コロナ明け』にもう一度、エンジンを掛けられるかがカギだ」

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上越妙高駅西口でコンテナタウン「フルサット」を経営する、株式会社北信越地域資源研究所の平原匡代表取締役は語る。8棟・12個のコンテナから成るフルサットは2021年9月現在、飲食店・物販の7店舗と4オフィスが入居し、貸し会議室も備える。北陸新幹線開業の翌年、2016年に1棟のコンテナからスタートし、更地が広がる駅前で棟数を増やしてきた。2018年には東京のIT企業の出先が入り、ビジネス拠点としての性格が一気に強まった。

新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2020年3月以降、上越妙高駅前は人通りが絶えた。しかし同年、ビジネスホテル2棟に加え、地元資本の商業施設が西口にオープンし、東口にはタクシー乗客用のラウンジが開設された。北陸新幹線開業から6年、先に開業していた温浴施設やコメダ珈琲店と併せて、「何もない」と揶揄され続けた駅一帯の景観と機能は、コロナ禍の中でも進化し続けている。

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