スバル「WRX」は何がスゴイのか

実用と走りを両立させたスポーツ・セダン

「WRX STI」のリアスタイル。空力性能を向上させるための大型リヤスポイラーは、「WRX STI」ではメーカーオプション、上級の「WRX STI TypeS」では標準装備となる

8月25日、恵比寿に新しくオープンした富士重工・新社屋にて、「WRX S4」と「WRX STI」がデビューした。先代までの「WRX」はインプレッサの派生車種だったが、今回からは「WRX」という独立したセダンとなった。発表に先んじて、7月31日、富士スピードウェイにて限られたジャーナリストに試乗の好機が与えられた。発表会の様子は関連記事にお譲りし、ここでは試乗した感想について詳報しよう。

初代WRXは1992年に登場

インプレッションに入る前に、このモデルの成り立ちについて、少々、触れておく。1992年に登場した初代「WRX」は、インプレッサをベースにラリーで勝つために生まれた歴史を持つ。1993年から世界ラリー選手権(WRC)に参戦し、3連覇を達成した。

3代目からはニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦。世界に名だたるレースを通じて、単に速さを競うだけではなく、信頼を高めることの重要性を学んだという。 その「WRX」が今回、インプレッサを離れて独立したセダンになった理由は、メインとするレガシィが大きくなり過ぎたことがある。その結果、日本市場専用のレヴォーグが登場し、ノッチバック・スタイルのインプレッサとの溝を埋めた。しかし、レヴォークはワゴン・ボディのみ。スバル・ファンのなかにはスポーツ・セダンを望む声が根強かった。

それゆえ、「WRX」をインプレッサから独立した車種として設定し、スポーツ・セダンの「WRX S4」と、よりスポーティな仕様の「WRX STI」の2車種を設定したのだ。

次ページレヴォーグを基本骨格にセダンとして設計
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