ヒロシ「キャンプ飯にコンビニ弁当」堂々と選ぶ訳 やたらと多い「べき論」について言いたいこと
「自由にやればいいんじゃない?」
そもそもヒロシさんが好きなのはグループでわいわいやるキャンプではなく、たった一人で行くソロキャンプ。その楽しさとは何なのだろうか。
「ソロキャンプの楽しさは、これだ!と1つに絞れるものでなく、トータルで楽しむ感じですね。風が心地いい!と思う瞬間もあれば、強風になるときもある。水の音は静かで癒やされるけど、場合によってはうるさいな、と感じる日もあるよね。
僕はよく焚き火をするけど、焚き火だって昼間はくそ暑いな!と感じていたのに、夜になると温かみを感じてちょうどいいなとなる日もあります。ハンモックでのんびりしているうちに、うわ、夕方だ!と急に周囲の暗さを感じたり、そうかと思えば、ふいに虫が出てきて焦ることも。
それに、変化するのは自然だけじゃないよね。自分自身や周りの人間たちも日々変化しているはず。毎回微妙に気分も違うと思うんです。そんなすべての変化も感じながら、トータルで調和や変化を楽しむわけです。そんな時間を一人で過ごすのがやっぱりよくて」
ただ、自然に癒やされつつも山の天候は変わりやすい。そんなとき、ヒロシさんはどうやって楽しむのだろうか。
「雨が降るのはマイナスな印象も強いけど、雨の降り方によっては趣が出るんです。さすがに豪雨だったら帰りますが、ちょっとポツポツと降る感じとか、雨音を聞くのもちょっとオツだなと思ったりしてね。もちろん足元が濡れてブーツの中は湿って気持ち悪いですよ。不快は不快です。でも、雨がやんだら靴を脱いで、焚き火で足や靴下を当てて乾かしてるとか。不便極まりないんですけど、それがまた楽しいんですよね」
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