パワポ作成が速くなる2つの「便利なキー」の正体 キーボードを使うと作業が一瞬で終わることも
例えば、「名前を付けて保存」はキーボードを使えば「指を動かす→F12を押す」の2ステップで終わりますが、マウスを使うと「カーソルを動かす→『ファイル』をクリックする→カーソルを動かす→『名前を付けて保存』をクリックする」の4ステップかかります。マウスを使うと手順が増えて面倒なことがわかるでしょう。
「ショートカットキーを覚えるのが大変だから、私はマウスを使う」と言う方もいるでしょう。好みは人それぞれなので否定はしませんが、私はそれでもショートカットキーを使いこなすことをおすすめします。
パワーポイントは万人に使いやすいように設計されているので、どこにどんな機能が入っているか書いてあります。そのため、マウスを使って順番に特定の箇所をクリックしていけば、誰でも簡単にお目当ての機能にたどりつくことができます。
大きな図書館で、棚に書いてあるジャンルを見ながら借りたい本を探すようなイメージです。目で確認しながら、非常に直感的に操作することができます。
一方でキーは、じっと眺めても何の機能が使えるかはわかりません。F12キーには、残念ながら「名前を付けて保存」とは書いてありませんよね。しかし、たった一度覚えてしまえば一瞬で操作が終わるようになります。
図書館で例えれば、特定の合言葉を唱えるとお目当ての本が一瞬で手元に飛んでくるようなもの。いちいち広い館内を歩き回る必要はありません。キーボードは、言わば「直感的な操作を犠牲にして時間を取るツール」なのです。
合言葉を覚える手間を惜しむか、今後もずっと広い館内を歩き回るか。どちらを選ぶかはあなたの自由ですが、私は合言葉を覚えることを全力でおすすめします。本が手元に飛んできたら楽しそうですしね。
「Ctrl」と「Shift」を使いこなす
ここでは「Ctrl」と「Shift」をご紹介します。みなさん、CtrlとShiftを使っていますか。「Ctrl + C」や「Ctrl + Z」は使っているけれど、CtrlとかShiftにキー単体の機能なんかあるの?……そんなふうに思う方も少なくないのではないでしょうか。
いわゆるショートカットキーではありませんが、パワポを操るうえでこの2つのキーは大変に便利です。ぜひこの機会に使いこなせるようになってみてください。
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