着たい服がない!太め女性の悩みに応える

ビッグデータとアルゴリズムを駆使

デモデイでプレゼンを行うシンシア・シェイムズCEO。アビーポストへの投資家からの関心は高かった

米国の著名ベンチャー・キャピタル(VC)500 Startups(スタートアップス)が、シリコンバレーで毎年4回開催している「Demo Day(デモデイ)」。同社が支援するスタートアップ企業が投資家に向けて自社の製品やサービスについて発表会を行うこのイベントは、世界中のハイテク企業や投資家からの関心も高い。前回に続き、7月末に開かれたデモデイで人気を集めていた企業を取り上げてみたい。

インターネット上で女性用のプラスサイズ(大きめのサイズ)の洋服を販売するアビーポスト(AbbeyPost、本社ニューヨーク)。2012年の4月に設立された同社は、すでに4度資金を調達しており、500スタートアップスに参加するベンチャー起業の中でも有望株の一つだ。女性起業家の会「Women2.0」が昨年行ったラスベガス大会でも、起業コンペのプレゼンで優勝した実績を誇る。

 出産後の体験が起業のきかっけに

同社を率いるのはシンシア・シェイムズCEO。彼女自身が双子を出産した後に、市販の服が合わずに困った経験を持つ。その悩みは周囲の女性たちにも共通するもので、自分と同じように困っている人が多いことに気付いたのが起業のきっかけだ。

アビーポストが狙う女性用の大きめサイズの服飾市場は、現在180億ドルと言われているが、今後も伸びる可能性がある。米国の女性たちの平均的なサイズは大きくなり続けているからだ。米国疾病管理予防センターによると、肥満度を示すボディマス指数(BMI指数=体重÷身長X身長)が30(肥満の目安は25)より大きい米国人は年々増加しており、今や米国人の約800万人が肥満とされる。

次ページ3カ所測ればカスタムメイドの服が作れる
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