「かえし」はとても簡単に作れますが、材料の分量について「しょうゆに対して砂糖の量が多いのでは」という質問をいただくことがあります。
作りやすい分量で見てみると「こんなに砂糖を使うの?」と思われがちですが、「かえし」の割合は「しょうゆ10」に対して「砂糖3」が目安なので、決して多いわけではありません。たとえば、「しょうゆ大さじ1(15cc)」のとき「砂糖4.5g」です。
砂糖は小さじ1が3gですので、このときの砂糖は「小さじ1と2分の1」程度と、しょうゆに比べてかなり少ない分量になります。「かえしは砂糖が多いのでは?」という人に限って、煮物などを作るときに、もっとたくさん砂糖を入れていたりするものです。
砂糖を使いすぎているわけではありませんので、安心してください。
「ほのかな甘み」があると、「おいしい」と感じる
人間は、「適度な甘み」がある食べ物を「おいしい」と感じやすいものです。
しょうゆだけだと「辛いだけ」「しょっぱいだけ」になりがちですが、それが「かえし」になると「ほのかな甘み」が加わる。だから、多くの人が「おいしい」と感じる料理ができるのです。
「かえし」を1つ覚えるだけで、「肉料理」「魚料理」「野菜料理」とレパートリーがぐんと増え、「和食」がとても身近なものになります。
私が「安部ごはん」として考案したレシピでも、「かえし」だけでできるメニューは22品もあります。
ぜひ、「魔法の調味料」の1つ「かえし」を使うことで、「和食の素晴らしさ」を感じながら、「手軽✕時短」で「おいしい和食」を楽しんでください。
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