「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣 「これ」さえ用意すれば、おいしい和食が超簡単

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「かえし」はとても簡単に作れますが、材料の分量について「しょうゆに対して砂糖の量が多いのでは」という質問をいただくことがあります。

作りやすい分量で見てみると「こんなに砂糖を使うの?」と思われがちですが、「かえし」の割合は「しょうゆ10」に対して「砂糖3」が目安なので、決して多いわけではありません。たとえば、「しょうゆ大さじ1(15cc)」のとき「砂糖4.5g」です。

砂糖は小さじ1が3gですので、このときの砂糖は「小さじ1と2分の1」程度と、しょうゆに比べてかなり少ない分量になります。「かえしは砂糖が多いのでは?」という人に限って、煮物などを作るときに、もっとたくさん砂糖を入れていたりするものです。

砂糖を使いすぎているわけではありませんので、安心してください。

「ほのかな甘み」があると、「おいしい」と感じる

人間は、「適度な甘み」がある食べ物を「おいしい」と感じやすいものです。

『世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん ベスト102』に掲載されている「調味料別さくいん」。「かえし」だけで作れるメニューが22品掲載されている。

しょうゆだけだと「辛いだけ」「しょっぱいだけ」になりがちですが、それが「かえし」になると「ほのかな甘み」が加わる。だから、多くの人が「おいしい」と感じる料理ができるのです。

「かえし」を1つ覚えるだけで、「肉料理」「魚料理」「野菜料理」とレパートリーがぐんと増え、「和食」がとても身近なものになります

私が「安部ごはん」として考案したレシピでも、「かえし」だけでできるメニューは22品もあります。

ぜひ、「魔法の調味料」の1つ「かえし」を使うことで、「和食の素晴らしさ」を感じながら、「手軽✕時短」で「おいしい和食」を楽しんでください

安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事

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あべ つかさ / Tsukasa Abe

1951年、福岡県の農家に生まれる。山口大学文理学部化学科を卒業後、総合商社食品課に勤務する。退職後は、海外での食品の開発輸入や、無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組んでいる。NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員、経済産業省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、食品製造関係工業所有権(特許)4件を取得。開発した商品は300品目以上。

2005年に上梓した『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)は、食品添加物の現状や食生活の危機を訴え、70万部を突破するベストセラーに。その他の著書に『食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物』(東洋経済新報社)などがある。

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