嵐の櫻井・相葉W結婚が「祝福一色」だった理由 「ジャニーズの結婚」分岐点は2000年のキムタク

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とはいえ、結婚生活や子どものことを自ら話題にするかという点では、必ずしもみな同じなわけではない。井ノ原快彦などは、2人揃っての会見を開いたように、そのあたりは比較的オープンだ。結婚後も、子どもの話題をする場面などを目にする。一方、木村拓哉が家庭のことを話す場面は、少なくとも結婚当初はほとんどなかった。

そのあたりは、個々の活動スタイルの違いもあるだろう。井ノ原快彦は、バラエティ番組などにMCとして出演することも多く、当然フリートークに加わる場面も多くなる。そうした際に、自分だけ私生活の話題をNGにすることは不自然という事情がありそうだ。

一方、俳優業をメインにしてきた木村拓哉は、仕事と私生活を切り離して活動することが比較的容易だ。したがって、結婚生活について語らずにすませることも、特別不自然ではない。ただ近年は、娘たちが父親としての彼を話すことも増え、それに応じるように家庭の話を“解禁”し始めた印象もある。

また風間俊介や生田斗真も既婚者だが、やはり俳優業がメインということで、結婚生活など私生活についてテレビなどで話す場面はあまり見かけない。ただ風間は、近年バラエティ番組や情報番組へのレギュラー出演も増えているので、今後様子は変わってくるかもしれない。

嵐「ダブル発表」の真意

SMAP、V6、TOKIOに続く次の世代の筆頭が、いうまでもなく1999年デビューの嵐である。

嵐のなかで最初に結婚したのが、二宮和也だった。2019年、つまりデビュー20周年を迎えた年のことである。

前述のV6やTOKIOのメンバーの結婚も同じく2010年代後半に集中しているが、これは彼らが30代後半から40代を迎え、一般論として結婚について真剣に考える時期に差し掛かったことがあるだろう。二宮が結婚したのも、36歳だった。その点は、今回の櫻井翔と相葉雅紀もそれぞれ39歳と38歳ということで同様である。

ただ違っていたのは、2人が同時に結婚を発表したことである。まさに異例中の異例で、結婚そのものよりもそのことに世間の話題が集中した側面もあった。スポーツ紙のなかには、別々に発表するよりもファンのショックが緩和されるからではないか、と穿った見方をしているものもあった。

しかし、違う見方もできるだろう。ダブル発表であったのは、結婚が個々の問題であると同時に、それに劣らぬくらい嵐というグループとファンのあいだの問題として当人たちがとらえたからでもあるのではないだろうか。

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