山崎まさよし「ウィキペディア」気にする意外な訳 デビュー25周年「自分への評価は過剰だと思う」

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──ちなみに、今回の出来は山崎さん的には──?

山崎:気に入っていますが、僕、こんなブタ鼻じゃないですよね(笑)?

──(笑)。YouTube番組の「craftpapa」も好評です。今やDIYは山崎さんの新たなライフワークになっていますよね。

山崎:きっとそう見えるでしょうね。「craftpapa」は時間貸しの体験型DIYショップで撮影しているのですが、すごく居心地がいいんですよ。僕自身も更新を心待ちにしていて、自宅でお酒を飲みながら、「craftpapa」をチェックするのがステイホーム期間中の楽しみになっています。

──お酒はどんなものを召し上がるのでしょう?

山崎:ウイスキーなど、ハードリカーが中心ですね。ストレートでいただきます。コロナ前は、ライブが終わった後の打ち上げはマストでした。お酒でクールダウンしないと、寝付けないんですよ。でも今はそれもかなわないですし、家にいる時くらいはぐっすり寝たいので、自宅でたくさんいただいています(笑)。

年齢や自分の個性に合った、より良い方法を見つけたい

──最後に、年齢を重ねることについて、どのように捉えているかを教えてください。経験を積み、知識は増えていくけれど、体力は落ちていく──、山崎さんはそんな現実とどのように立ち向かっているのでしょう?

(写真:岸本咲子)

山崎:今年の12月に、50歳の誕生日を迎えます。数として認識したら絶望的な気もしますが、「え~」「そんな年齢に見えな~い」という反応が欲しくて、つい自分で言ってしまうんですよ、「俺もう50やで」って(笑)。でももう人の評価は気にしないようにしたいので、あまりペラペラと言わないようにしようとは思ってはいるのですが……。

ゴルフが好きな年配の方ってけっこう多いじゃないですか。歳をとっても何ヤードも軽く飛ばす人もたくさんいます。僕はそこにカギがあると思っていて。力任せではなく、年齢や自分の個性に合った、より良い方法を見つけることが、より良く年を取っていくことに重なるのではないかと考えるようになりました。

正直、最近は、ツアーで2時間強、立って歌うと体力的にはとてもしんどい(笑)。そんなわけで、今までとは違う、自分に合ったやり方を探しているところです。

ジョージ・エドワード・フォアマンというアメリカのボクサー、覚えてます? 彼は一度、引退するのですが、45歳の時にチャンピオンに返り咲いています。そんな現象を自分自身の人生でも再現できたら素敵ですよね。

(文:長谷川あや スタイリスト:宮崎まどか ヘアメイク:島徹郎(juice))

●山崎まさよし(やまざき・まさよし)
1971年12月23日生まれ。滋賀県草津市出身、山口県防府市育ち。アルバイトをしながらセッション活動、CM音楽制作などの音楽活動を行い、1995年9月、「月明かりに照らされて」でデビュー。1997年、映画『月とキャベツ』で主演に抜擢され、スクリーンデビュー。同作の主題歌「One more time, One more chance」がロングヒットし、ブレイクする。
以降も、シンガーソングライターとして精力的にツアーを行うほか、全国各地のフェス・イベントへの出演、ミュージシャンとしてのセッション参加なども数多く、また、杏子やSMAP、TOKIOらへの楽曲提供、ユニット"福耳"の結成、ドラマ・映画出演など多方面で活躍。25年間のCD トータル出荷枚数は800万枚超。2021年9月22日(水)に、ニューアルバム『STEREO 3』をリリースした。
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